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国産ウイスキーの銘柄について⑤

余市を生む余市蒸溜所とは

余市蒸溜所はニッカウイスキーの始まり地であり、竹鶴政孝が夢への出発点として選んだ場所と言えるでしょう。
余市蒸溜所は、今ではとても珍しい『石炭直火焚蒸溜』という製造方法でお酒をつくっています。『石炭直火焚蒸溜』とは、ポットスチル(単式蒸溜釜)を石炭を燃やし高温で直接あぶるような感じです。簡単に言うとかまどのような感じですね。昔はスコットランドなどではメジャーな製造方法であったこの『石炭直火焚蒸溜』も2005年に『グレンドロナック』がやめたことにより、余市蒸溜所が『石炭直火焚蒸溜』を行う世界で唯一かつ最後の蒸溜所となっています。

『石炭直火焚蒸溜』は扱いがとても難しく、またコストもかさむため、時代と逆行したものと言えるかもしれませんが、この製造方法を行うことにで、『石炭直火蒸溜』ならではの芳ばしい香りと力強い味が生まれるとされています。それがまさに『余市』であり『竹鶴』であります。やはり世界に通用するウイスキーには手間、暇、技術、信念など多くのものが詰まっていると言えるでしょう。難しくても、効率が悪くても、伝統の技が受け継がれているのは、利益やエゴではなく、日本中、そして世界中の人に美味しいウイスキーを飲んでもらいたいという『竹鶴政孝』のウイスキーづくりにかける情熱を継ぐ者がいるからこそだと思います。

 
 
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