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国産ウィスキーの銘柄について③

・響について

響とはサントリーが製造、販売を行うブレンデッドウイスキーです。国際的に評価の高いウイスキーで、これもまたサントリーの手がける主力商品の一つです。
響は作曲家ヨハネス・ブラームスの『交響曲第一番第四楽章』をイメージして作られているそうです。『交響曲第一番第四楽章』は低音でずっと繰り返され、その上で多様な旋律と和音が繰り広げられるというというような感じらしく、響の特徴の万華鏡のようなめまぐるしい味の流れに似ていると言えるでしょう。

今や国産のブレンデッドウイスキーの中では最高峰に位置付けられている『響』ですが やはりそれだけの物を造るとなると長い歳月が掛かります、ウイスキーは樽で熟成させる為、貯蔵が長いと蒸発してしまいます。噂によると3年で10%ぐらい蒸発してしまうそうで、それを何十年と貯蔵するとさらに減っていく訳です。なので年代物は量が少なくとても稀少なものになります。響が美味しいのも納得できますよね。余談ですが、スコッチウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーに分かれ、両者を混ぜて作られたものがブレンデッドウイスキーです。モルトウィスキーは「個性的で風味豊かな主張する酒」、グレーンウイスキーは「風味に乏しく没個性な沈黙の酒」と評されますが、両鞘を混ぜて作ったブレンデッドウイスキーは「適度な力強さ穏やかの両方を備えている」と評されるのがおもしろいですよね。

 
 
 

・アイラモルトについて

ウイスキー通で知らない人は居ないのではないでしょうか?「アイラモルト」とは、スコットランドのアイラ島で生産されるシングルモルトウイスキーの総称です。スコットランドはモルトウイスキーを製造する蒸溜所が100を越えるほど多数存在し、その中でアイラ島には8つの蒸溜所が存在します。アイラ島で生産されるシングルモルトウイスキーは、どれも個性が強く、それぞれにとても個性豊かなフレーバーを持っています。その個性こそがアイラモルトの魅力であり、世界のウイスキーファンの広く愛されている理由です。

また、個性的なフレーバーを持つアイラモルトはブレンデッドウイスキーの原酒の一つとして、アクセントを付ける目的でも多く使用されています。有名なブレンデッドウイスキーには少なくとも5%のアイラモルトが混ぜられているそうで、ブレンデッドウイスキーには欠かせない存在といえるでしょう。アイラ島は小さい島ですが、北部で製造されるウイスキーは重いのもが多く、南部で製造されるウイスキーは軽いものが多いといわれています。日本で言うと淡路島ぐらいの小さい島の中でも、北と南で味の重さの評価が変わるなんて不思議ですよね。

 
 
 

・角瓶について

角瓶とは、サントリーウイスキーが製造しているブレンデッドウイスキーーの一つです。
角瓶は、サントリーの社名変更前の寿屋時代1937年に上級ウイスキーの名目で発売されました。今ではリーズナブルでお手軽に手に入る『角瓶』ですが、当時は今と違い高価で庶民にとっては憧れの存在だったようです。発売当初は今の『角瓶』という名前ではなく『サントリーウイスキーー12年』という名前でした。原酒の一部に12年物を使っていたのでその名前になったそうですが、スコッチなどの規準に比してもやや誇大気味の名称であることから、『サントリーウイスキーー12年』から今の『角瓶』になったそうです。

元は愛飲者の間でそのボトルの見た目から「角瓶」「角」の愛称が定着し、それをそのまま引き継いだようです。見た目のままの名前で、ネーミングセンスがあるとは言い難いですが、見た目のままの名前が付けられるほど人気があったのは、確かな美味しさがあったからだこそでしょう。 角瓶も年月を重ねるごとにラインナップも増し、今では『白角』、『角瓶43℃』、『角瓶復刻版』、『プレミアム角瓶』など様々な角瓶が登場しています。角瓶は、昔も今も日本の人たちに愛されて飲まれているのでしょう。


 
 
 
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