アイスワイン
アイスワインとは
凍結した完熟ぶどうからつくられるワインをアイスワインと呼びます。
アイスワイン用のブドウは、-7度以下と定められた気候の中で収穫されます。
このような温度の中では、ぶどうに含まれる水分は凍結しますが、糖やその他の溶分は濃縮されます。
凍結されたブドウから濃縮した果汁を搾り、長時間かけて発酵しアイスワインができあがります。
アイスワインを生産するにあたり、収穫されたブドウは糖分や他の基準をみたしたものをひとつひとつ選り分けていきます。
糖分は天然のブドウの甘さだけでつくられていますが、甘さと酸味のバランスがとれています。
厳しい気象条件のもと、すべて手作業で作られるアイスワインの生産量は少なく、大量生産ができないため、収穫したブドウの一部のみがアイスワインになります。
アイスワインになるまでには法的に厳しい基準があります。気温、果糖度、収穫場所、生産場所、圧搾場所などが定められており、厳しい基準をクリアしたワインだけが希少価値の高いアイスワインとなります。
ドイツやカナダでつくられるアイスワインは生産量が多く有名ですが、少量ながらこれ以外の環境条件の合うオーストラリア、クロアチア、チェコ、ハンガリー等でも生産されています。