ブランデーの銘柄
マーテルの魅力
マーテルは、その歴史からいっても、生産規模の大きさからいっても、コニャックを代表する銘柄のひとつといえるでしょう。
そのため、美食家たちから寄せられる信頼度はとても大きいそうです。
マーテルは、はじめはシャラント地方の地酒にすぎなかったコニャックを、王侯貴族の愛飲の美酒にまで磨きあげた功労者として、コニャック地方でも特別の扱いを受けてきました。
マーテル社の製法は、数あるコニャック・メーカーのなかでも、特に古典的で、伝統的なつくり方をすることで知られています。
たとえば、ブレンドは世襲制のチーフ・ブレンダーによって行われ、その芸術性の高さには高い定評があるそうです。
ブランデーで、重要なのといえばその香りですが、マーテルブランデーはその香りのよさでも有名です。
中でも有名なのは「コルドンブルー」ではないでしょうか。名前の由来はフランス語の『ブルーリボン』ですが、これは「最高の栄誉あるものに贈られるもの」という意味です。「コルドンブルー」の香りこそ、その名にふさわしいと言えるのではないでしょうか。
「飲む香水」と呼ばれるほど品のいい香りは、「スミレ」の香りと表現されるほどで、飲んだ後に体から「スミレ」の香りがする、なんて話もあるそうですよ。
真実かどうかは、是非一度お試しください。