ブランデーの銘柄について②

『Ⅴ．Ｓ．Ｏ．Ｐ』とは、ブランデーの等級、熟成度を表しています。
『Ｖ．Ｓ．Ｏ．Ｐ』の他にも、『Ｖ．Ｏ』・『Ｖ．Ｓ．Ｏ』・『Ｘ．Ｏ』等がありますが、英文の略号を使わずに『ナポレオン』・『エクストラ』等と表記されるブランデーもあります。【Ｖ】は《Ｖｅｒｙ》で、「とても」や「非常に」の意味。【Ｓ】は《Ｓｕｐｅｒｉｏｒ》で、「優れた」や「優秀」の意味。【Ｏ】は《Ｏｌｄ》で「古い」の意味。【Ｐ】は《Ｐａｌｅ》で、「透き通った」や「熟成により澄んだ琥珀色」の意味です。つまり、『Ｖ．Ｓ．Ｏ．Ｐ』は【Ｖｅｒｙ　Ｓｕｐｅｒｉｏｒ　Ｏｌｄ　Ｐａｌｅ】の略で、「とても優れた古い澄き通ったブランデー」と言う意味になります。

ただ、残念なことに国際的に統一された規準がないため一概に比較はできません。ブランデーは、イギリスを始め、英語圏で飲まれていたため、英文の略号が使われるようになったそうです。ブランデーの語源については、フランス語で【ヴァン・ブリュレ】（焼いたワインの意味）と呼ばれていたものがオランダを経由して、イギリスに持ち込まれた際に、オランダ語で直訳して【ブランデウァイン】と呼ばていたものが、英語の【ブランデワイン】に変わり、「ワイン」が取れ【ブランデー】となったそうですよ。