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ノンアルコールワイン

ノンアルコールワインについて

お酒が飲めない方にも、ワインを飲んでいる気分を味わっていただけるのが「ノンアルコールワイン」です。
ノンアルコールワインはジュースと違って、大人向きにアルコール風の味を意識してつくられています。 子ども向けの「シャンメリー」などとは違い、少し苦味が感じられ、大人向けに味付けされています。 昨今は、食品の偽装問題が世の中を賑わせたこともあって「ぶどうジュースはノンアルコールとはいえない」時代になってきているようです。 ノンアルコール飲料は日本の酒税法のもとでは、アルコール1%未満が基準となる“清涼飲料水”に分類されます。 清涼飲料水といえば、水やジュース、コーラなどの炭酸飲料、コーヒーやお茶、栄養ドリンクなどと同じです。 ただし、アルコール表記がなくとも、天然発酵のアルコールが含まれているジュースもあります。アルコール検査をすると、アルコール含有量が0.5%~0.6%もあるジュースがあったり、栄養ドリンクにもアルコール含有量のかなり高いものもあります。

ノンアルコールワインについては、メーカーや製法によって差はありますが、最近では「0.00%」の商品も増えてきました。 一度に10本など大量のノンアルコールワインを摂取しない限り、妊婦の方も大抵の場合、問題がないと言えます。 ノンアルコールワインの展示会ではマタニティ向けのイベントがあるほどで、妊娠中の方でも安心して飲んでいただけます。 今後は、さらにノンアルコールワインの需要が増えていくのではないかと思います。



ノンアルコールワイン 製法

ノンアルコールワインのつくり方には大きく分けて2種類あります。
ひとつはワインからアルコール分を取り除いてつくられる「脱アルコール製法」です。 もうひとつは、アルコールを生成せずに、アルコール風に味つけや香りづけをしてつくられる製法です。 どちらも異なる特徴がありますが、一般的にどちらもブドウをベースにした清涼飲料と分類され、ぶどうジュースに酷似した味わいです。 「脱アルコール製法」のように、アルコールを除去する方法はいくつかありますが、製品化されているものを中心にすると「蒸留法」、「逆浸透法」、「揮発性物質回収法」の3つの例が挙げられます。 通常の蒸留では、味や香り分まで損なわれてしまうため、「蒸留法」では、減圧蒸留法(低温蒸留法、真空蒸留法とも呼ばれます)が用いられます。 「逆浸透法」とは、半透膜(一部の成分は通し他の成分は通さないようにする膜)を用いて、アルコールと水分を取り除き濃縮した後に再び水分を加える製法です。 「揮発性物質回収法」は、揮発する成分をガスに吸着させて回収し、遠心力を用いて、アルコール分と味、香り成分を分離させ、味、香り成分をガスに吸着させ回収します。次にアルコール分を加熱で取り除き、回収した味、香り成分を戻す製法です。

「アルコールを生成しない方法」は、果汁の糖分を減らす、醗酵を途中で止める、アルコール生成の少ない酵母を用いて醗酵させるなど、アルコールを初めからつくらないように醗酵させる製法です。 ワインよりもノンアルコールビールでよく用いられる製法です。 ノンアルコールワインでも、製造方法によって、味の違いを楽しめるのは、嬉しいですよね。



ノンアルコールワインの限界

お酒の味で、アルコールなしではどうしても表現できないのが「辛さ」です。
ビールは「苦味」で、赤ワインは「渋み」で味を表現でき、スパークリングワインは「炭酸の刺激」で味を補えます。 しかし、白ワインではこのような手段がとれず、「辛さ」の不足が直接味に影響します。 そのため、おいしいノンアルコールの白ワインをつくるのは難しいと言われています。 さらに、脱アルコール化の過程で、「味」と「香り」の成分もいくらか失われるため、ノンアルコールワインにはたいていぶどう果汁が混ぜられています。 そのため、「辛さ」のないノンアルコールの白ワインは、「水臭い味」か「ジュースのような味」になってしまいます。

それを補うために、ノンアルコールの白ワインの中には、「辛さ」を補うために、炭酸を含ませることで刺激のある味にする方法をとっているものもあります。 アルコールの揮発自体も、お酒の「香り」のひとつです。 しかし、当然ながらノンアルコールワインでは「香り」を感じることができません。 ノンアルコールワインは、不満足な飲み物とも評価されることが多い訳ですね。 さらに、ノンアルコールワインにはアルコールが入っていませんから、長く保存しても熟成することはありません。 むしろ、品質が劣化して酸っぱくなってしまいます。 そのため、なるべくはやくに飲まれることをお勧めします。



 
 
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