マール ブランデー
マール ブランデーの楽しみ方
マールは、正式にはオー・ド・ヴィー・ド・マールといい、ワインの醸造に使ったぶどうの搾りかすを、さらに発酵させ蒸留してつくられたブランデーです。
これらは、主なワインの生産地でつくられていますが、中でも、ブルゴーニュ、シャンパーニュ、アルザスでつくられたものは三大マール ブランデーと呼ばれるほどで、特別なものとなっています。
フランスではマールと呼ばれていますが、イタリアではグラッパと呼ばれています。蒸留法はほとんど同じです。
マールはオーク樽で熟成させるために琥珀色のものが多く、凝縮したぶどうの香りがします。
一方、グラッパは樽で熟成させず、色が付かないうちに瓶詰めするため無色透明です。
また、ぶどうの果実味を重視していないのもその特徴と言えるでしょう。
ただ、同じマールでも、アルザス地方でつくられるものは、ブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方とは違い、樽で熟成させずにタンクで寝かせることが多いようで、イタリアのグラッパのように少しクセのある味わいになっていそうです。
最後に、マールの、すこし変わった飲み方をご紹介します。
エスプレッソのなかにティースプーン2杯分ほどのマールを混ぜて飲むと、これがなかなか美味しいそうですよ。
私もまだ、チャレンジしていいないのでどんな味かはわかりませんが、きっと美味しいでしょうね。